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山﨑合資会社(きおく・奥) 勉強会を行いました! | 酒屋ブログ | 地酒の籠屋 | 東京都狛江市の酒屋 籠屋 秋元商店

山﨑合資会社(きおく・奥) 勉強会を行いました!

六代目蔵元の山﨑真幸氏をお招きし、勉強会を開催しました!

山﨑合資会社は愛知県西尾市幡豆(はず)地区で1903年(明治36年)より酒造りを行ってきた、市内唯一の老舗酒蔵。
西尾市といえば城下町であり、抹茶やうなぎ、えびせんべいなどの特産品が有名です。

伊勢湾と三河湾の間に位置し、ホタルが出る川や魚市場があるなど、穏やかで豊かな自然環境に恵まれた場所でもあります。

山﨑氏は16歳の時に先代であるお父様を急逝で亡くされ、
大変な苦労を経験されました。
大学進学後に広島の酒類総合研究所、そして新潟県佐渡島の「天領盃酒造」さんでの修業を経て酒造りの魅力を発見し、実家に戻り酒造りに情熱を注いでいます。

注目すべきは蔵の仕込み水。
蔵の井戸水は海面より低い位置にあるため、適度なミネラルを含んだ軟水〜中硬水の性質を持ちます。これにより酵母が元気に育ち、旨味がしっかりと引き出されるのです。
近年は昔ながらの炭ろ過や過度なドライ化を見直し、7号・9号系酵母の特性を活かして、素材本来のクリアな甘みや旨味を残す方向へと酒造りをシフトしています。

当日は、既存銘柄である「奥(おく)」と、9月1日に立ち上げたばかりの新ブランド「きおく」を中心に試飲をさせて頂きました。
お父様が約25年前に誕生させた「奥」は、黒ラベルの中央から差す光が、当時焼酎ブームで日本酒が売れない厳しい時代の希望の光を表現しています。愛知の濃厚な味噌料理に合う濃醇な味わいです。

一方、新ブランド「きおく」は亡きお父様との思い出や、全国の酒販店から聞いた昔の話をヒントに、「飲む人の感情や思い出に寄り添うお酒」を目指し誕生しました。
アルコール度数は13〜14度台と控えめに抑えられており、ラムネやマスカット、ヤクルトのような乳酸感等のモダンな上立香を感じさせつつも、透明感と穏やかさが見事に調和しています。
現代的なデザインのラベルも必見です!

一部の旧銘柄を整理し、今後は「奥」と「記憶」にリソースを集中させていくというお言葉通り、これからの展開が楽しみなお酒ばかり。
山﨑さんは現在業界最年少の蔵元杜氏ですが、言葉の端々から蔵を背負う強い覚悟が垣間見えました。
飲む人の心に優しく寄り添う山﨑合資会社のお酒を、皆さんもぜひ美味しいお料理と一緒にお楽しみ下さい!
山﨑さん、遠路はるばるお越し頂きありがとうございました!

酒販部スタッフ 松岡

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